彼岸(ひがん)、これは到彼岸(とうひがん)を略した言葉です。こちらの側は現世(私たちが生きている世界)、つまり迷いや苦悩、煩悩に満ちた世界を意味しています。それに対して川向うのあちらの側=彼の岸は、極楽浄土を意味しています。この川こそ三途の川です。私たちはどうしたら三途の川を渡って極楽浄土の世界へ行けるのか、いつも考えていたのです。しかし、常日頃は何かと忙しく実行に移すことができません。
そこで、せめて春と秋、2回ぐらいはこの教えを実践しようというのが、お彼岸法要の意味なのです。
ちなみに、このお彼岸法要はもともとインドで使われているサンスクリット語の「バーラミター(波羅蜜多)」を訳した言葉です。
春には春分の日(3/20~3/21)、秋には秋分の日(9/23)、この2日間にお彼岸法要が行われるわけですが、その日に夕陽を拝めば極楽浄土を拝めるとも言われています。この日は、太陽が真東から出て真西へ沈みます。西の夕陽を拝むと功徳があると言われているからです。